坐骨神経痛をおこす腰部脊柱管狭窄症と似た診断

坐骨神経痛や腰痛を起こしていて、腰部脊柱管狭窄症と似たような症状が出ていたとしても、腰部脊柱管狭窄症とは診断されない場合があります。腰椎分離すべり症、腰椎変性すべり症とは?

なぜ腰部脊柱管狭窄症と診断されないのか?

腰部脊柱管狭窄症と似たような症状で坐骨神経痛や腰痛を発症していたとしても、検査や病状の結果、腰部脊柱管狭窄症として診断されたのではなく、腰椎分離すべり症や腰椎変性すべり症などととして診断される場合があります。腰部脊柱管狭窄症となる原因はさまざまで且ついくつかの要因が複合的に組み合わさり発症するケースが多いのですが、完全に腰部脊柱管狭窄症となっていない場合や腰部脊柱管狭窄症を起こしかけている原因として腰椎分離すべり症や腰椎変性すべり症などと診断されるケースもあるからです。

腰椎分離すべり症

腰椎分離すべり症とは、腰椎の椎体が分離し椎間板が変性し不安定になることで椎体がずれるようにすべる病気です。腰椎分離すべり症の症状によっては腰部の脊柱管を狭めてしまい腰部脊柱管狭窄症を生じるひとつの原因となります。腰椎分離すべり症により腰痛や坐骨神経痛、間欠跛行(かんけつはこう)を生じさせるとは限りませんが、腰椎分離すべり症が悪化し腰部脊柱管狭窄症になるにつれて症状が現れます。

腰椎変性すべり症

腰椎変性すべり症とは腰椎の変性が進みむことで腰椎がすべるようになり、椎間関節を変性させたり、靭帯や椎間板に余計な負荷をあたえ、結果的に腰部の脊柱管を狭めてしまい腰部脊柱管狭窄症を生じるひとつの原因であります。腰椎変性すべり症により腰痛や坐骨神経痛、間欠跛行(かんけつはこう)を生じさせるとは限りませんが、腰椎分離すべり症が悪化し腰部脊柱管狭窄症になるにつれて症状が現れます。

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カテゴリ

症状

坐骨神経痛の原因や症状についてまとめています。坐骨神経痛による腰から足に掛けてのしびれや痛み感は人によってさまざまで、他の病気や生活習慣などによっても坐骨神経痛の症状も原因が違います。

治療法

坐骨神経痛の治療法についてまとめています。坐骨神経痛だけでなく他の病気や生活習慣などさまざまなものが要因となりますが、坐骨神経痛の痛みを緩和したり、治療したりする方法はたくさんあります。

腰部脊柱管狭窄症

中高年に多く坐骨神経痛の原因である腰部脊柱管狭窄症について症状や予防、治療についてまとめています。腰部脊柱管狭窄症は主に老化が原因ですが、老化以外の情報について書いています。

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