坐骨神経痛でコルセットのインプラントを体内に埋め込む脊椎固定術
腰部脊柱管狭窄症以外の原因による坐骨神経痛だけでなく、さまざまな脊椎の手術に使われる脊椎固定術とはどのような手術なの?身体の中に埋め込むインプラントは錆びたり腐食したりしないの?
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脊椎固定術はコルセットを体内へインプラント
脊椎固定術とは、脊椎にコルセットの役割をもつ金属のインプラント(素材は主にチタン)を埋め込む手術のことです。脊椎固定術はインストゥルメンテーションとも呼ばれますので、こちらの方がメジャーで聞き覚えがあるかもしれません。脊椎固定術は骨折の手術や関節の手術で骨の代わりにチタン製の人工骨(インプラント)を埋め込む原理とほぼ同じです。以前はステンレス製が使われてきましたが、現在はチタン製を多く使います。チタン製のインプラントは骨との親和性が高く、また腐食することもありませんので、一度埋め込んだ後は滅多にインプラントを抜くことはしません。脊椎固定術には後側方固定術と後方進入椎体間固定術の2つが一般的です。
脊椎固定術(インストゥルメンテーション)を実施する目的とは?
脊椎固定術では、腰椎分離すべり症や腰椎変性すべり症や椎間板ヘルニアの他、脊椎にできた腫瘍などを切除したのちに実施したり、怪我などで外傷を受けた脊椎を保護する目的で実施したりすることがあります。また神経を圧迫している背骨の一部を切除する腰部脊柱管狭窄症の手術である神経除圧術(椎弓切除術と開窓術)の後でも脊椎固定術を実施するケースもあります。特に腰部脊柱管狭窄症と腰椎分離すべり症や腰椎変性すべり症が合併しているケースでは神経除圧術と脊椎固定術がセットになるケースが多いです。
後側方固定術とは
後側方固定術とは脊椎の椎間関節とその横の横突起部分に骨を移植し、骨同士を癒合させて椎間を固定する手術方法です。一般的に移植する骨は骨盤の一部から採取しますが、削り取った骨に人工骨を混ぜて使用するケースもあります。骨の癒合には半年ほど掛かりますが、椎骨にインプラントを埋め込むことで術後の回復を早めることが可能です。
後方進入椎体間固定術とは
後方進入椎体間固定術とは椎間板の上下にある椎体同士を椎体間(椎間板の部分)で骨癒合させる手術方法です。またそれと共に椎間板の部分には椎間スペーサーというインプラントを使用することも多くあります。後方進入椎体間固定術は広い範囲で神経を圧迫する原因となる骨の切除が可能ですが、執刀医(手術する医師)には、かなり熟練した技が必要と言われています。
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